上顎洞ガンとのお付き合い

令和5年10月5日現在。鼻の左側穴は詰まっている、右側は半分くらい息ができる程度。ただ、膿のような鼻水が左側穴からすごくよく出る。詰まっているにもかかわらず出てくる。尤も、左上顎洞ガンだから当然である。目は頻繁に涙や目やにがでる。

口で息をすることが多いので口内がすごく乾いてしまう。起きているときは良いが寝てしまうと最悪である。鼻は両方とも詰まるし、口の中はカラカラ状態、なかなか熟睡ができない。

少し激しい運動をすると頭がいたくなってくる。

事の始まり。

令和5年3月31日。2日前から鼻の左側穴から2cm長さの粘度あるチョコレート色した鼻水が3回ぐらい出たので、近くの耳鼻咽喉科へ行く。

令和5年4月6日。総合病院へ回される。何かできものがある程度の診断。検体として

肉片を取られる。

令和5年4月7日。CT検査。

令和5年4月17日。CTと検体検査の結果を聞きに行く。何か腫瘍のようなものができ                              

ている。それが何なのか解らず。

令和5年4月21日。診察。何の判断も無し。

令和5年4月25日。診察。再度、検体として肉片採取。

令和5年5月2日。MRI検査。

令和5年5月9日。診察。MRI検査結果。今後の手術について話し合う。

ここの病院には耳鼻咽喉科の医師が一人しか居ないのでここでの手術は無理と言われる。大学病院の紹介状を書くので どこがいい と言われる。

令和5年5月16日。紹介状とカルテを持って大学病院へ行く。

令和5年5月17日。診断の結果。癌です。左上顎洞ガンです。

令和5年5月23日。CT検査。手術前検査。

令和5年5月24日。画像診断(PET)検査。

令和5年5月30日。総合判断。  

         診断名・・・左上顎洞癌

         病期・病態・組織型・・・T4b。ステージⅣB。扁平上皮癌。

         病巣の現状・・・頭頚部に限局。他の部位への遠隔転移はなし。

         病気は重要臓器に囲まれており手術では完全除去ができない。

         陽子線治療によって治療する。

         目的は根治。

令和5年6月5日。セカンドオピニオン名市大医学部附属西部医療センターへ行く

令和5年6月5日。陽子線診療科より治療の説明を受ける。

令和5年6月5日。歯科口腔外科にてマウスピース製作の歯形をとる。

令和5年6月7日。治療前検査。

令和5年6月9日。治療前検査。

令和5年6月12日。マウスピース試着確認。頭部固定具作成。

令和5年6月13日。マウスピースを付けてのCT撮影。(治療計画用CT)

令和5年6月27日。入院。

令和5年6月28日。抗がん剤投与。陽子線治療開始。

         抗がん剤は2回投与の予定。2回目は3週間後。

         陽子線治療は平日一回2.7GyE当てる。これを26回行う。

令和5年7月7日。退院。抗がん剤の副作用がすごく大変でした。気力がなく

         なって、起きる、食べる、動く等出来なくなる。

令和5年7月10日~令和5年7月14日。

         平日、通いで陽子線治療。2.7GyE/1回。

令和5年7月18日。入院。2回目の抗がん剤投与。

令和5年7月28日。退院。やはり、抗がん剤は副作用が大きい。またしても、食事は

         2割程度しか食べられず。吐き気がして気持ち悪い。

         抗がん剤の副作用は大体10日位でおさまりました。

令和5年7月31日~令和5年8月3日。

         平日。通いで陽子線治療。2.7GyE/1回。

陽子線治療は8月3日で終了。あとは経過観察とのことです。ただ、実際、癌が消滅

したのかどうかは判らず、今後の画像で判断するしかないとのこと。ただ今は陽子線治療の後遺症による炎症があるので、画像診断(PET)は出来ないとのこと。炎症が収まるまで待つしかないようです。

8月4日以降。食事は口内炎のお陰で箸が進みません。冷たい液体関係はほぼ大丈夫。

       眼の方は、涙がよくでる。そして、眼ヤニも起床時沢山でている。

       顔は、陽子線で左側の目の下部分が日に焼けたように黒ずんでいる。

       頭の後ろ側は陽子線の通り道部分が禿げている。

       気分は悪くはないが良くもない。

       一番つらいのは鼻が両方とも詰まってしまっていること。起きていると  

       きは、右側の方は通じてているが、就寝中はダメ。両方とも詰まる。

令和5年8月9日。診察。退院してから体の調子が良くない。後遺症が徐々に出てきた

       のでしょう。時間とともに炎症が収まればよくなるでしょう。

令和5年8月16日。診察。口内炎はだいぶ良くなってきた。食事も8割り方食するよ  

       うになる。鼻のほうは相も変わらず詰まり状態。眼も涙がよく出る。

令和5年8月23日。診察。血液検査。

令和5年9月6日。診察。CT検査。CT検査にて、腫瘍の大きさはごく僅かちいさくなっ 

       ている。癌細胞はあるのかないのか判らないとのこと。もう少し気長に

       観察しましょう。てこと。いつまで、????。

令和5年9月13日。診察。MRI検査。検査結果、1週間前と変化なし。

10万人に1人の割合の病期と言われる上顎洞ガン。治療方法として化学療法、免疫療

法、放射線療法、手術等が考えられる。今回、行った治療法は化学療法(抗がん剤投与)

放射線治療の先進医療である陽子線治療です。この2つを組み合わせて行う治療です

手術治療は、鼻の切開、頭の切開、場合によっては眼球の取り出し等を行ってするよう

です。手術の場合、腫瘍が脳にくっついているので、癌細胞を完全に除去することは

できません。とのこと。従って、根治を目指す方法として陽子線治療がベストとなりま

した。

最近ネットで見たのですが、光免疫療法と言われるものがあるそうです。癌細胞を光ら

せる実験中に発見したものだそうです。これは、赤外線を使用するそうです。

長生きしていくと色々と進歩したものにあえますね。

令和5年9月21日。診察。主治医のいる大学病院での診察です。

         単なる顔見世です。進展もなにもなし。

今は、ただ、鼻から膿のようなものが頻繁に出てくるので、綿100%のコットン球を鼻

の穴につめています。

経過観察がいつまで続くのやら未知数です。先生に聞いてもただ焦らずに経過を見まし

ょう。と言われるだけ。まあ、手術はしたくないし、あとは天命を待つのみです。

 ちょっと疲れてきたのでまた明日。